奇界遺産

"金剛宮"への行き方



私は今回ハードル高めのバスで行ってきました。ここでは現地までのバスの行き方をわかり易くご紹介します。

 金剛宮と言えば・・・そうあの有名な奇界遺産フォトグラファーの佐藤健寿さんが写真集で紹介したことから興味を持ち、以前から絶対に訪れたいと思っていた所です。

金剛宮へ行くためには、まず始めに淡水というエリアを目指します。ここは台湾の北端にあり、海の景色がとても美しいことで有名な観光地となっています。現地へ行くには、ここからタクシーかバスのどちらかしかありません。わたしは今回バスに乗り換えて、「富基漁港」というバス停で降車し、歩いて行ってきました。

かなり台北からは遠かったですが、個人的にはとても面白かったので、頑張って行って良かったと思っています。

それでは写真とともに、行き方をご紹介します!! 


まずはMRT中山駅から電車に乗り、淡水駅を目指します。今回宿泊したシティスイーツ台北ナンシーから徒歩9分の最寄り駅がこの中山駅でしたので、ここからスタートです。​ 


案内表示が漢字なので、殆ど日本と変わらないですね。​ 


表示に従って、淡水方面のホームへ向かいます。今回乗るのは淡水信義線。台北のMRTも、案内どおりに進めば迷うことなく、目的地へ辿り着けます。とても分かりやすくて、安心安心。​ 


こちらはホームの様子。淡水駅までは53分程で到着します。淡水信義線1本で行くことができますので、途中乗り換える必要はありません。​ 


そして淡水駅に到着です。観光客の方がたくさんいました。駅周辺はとても賑やかです。​ 


改札を出ると、すぐ右手にバス乗り場の案内がありました!「↑公車駅Bus Station」という表記に従って進みます。​ 


このまま直進です。​ 


ここがバス乗り場です。写真の左端に電光掲示板が映っていますが、皆さんコレを見ながらバスを待ちます。


さて、ここから次に目指すのは「富基漁港」という停車駅です。その為、今回は863番ルートのバスに乗りました。富基漁港に停車するのは、H30年8月19日現在で、「862番、863番、865、867、869、F152、F161」だそうです。​ 


バスの運転手さんは、英語が話せないおじさんだったので、ジェスチャーで目的の停車駅に行くか話しかけたところ、「うんうん」と頷いてくれました(笑)ちなみにこちらのバスはICカードが使えましたので、悠々カードで乗車しました。​


車内の様子です。


車内には停車駅とルートの表示板がありましたので、ここでもちゃんと停車することが確認できました。しかしまだまだ安心はできません。電車と違い、停車駅のアナウンスがありませんので、降りたい時はバス停の手前で、自ら降車ボタンを押さないといけません。土地感が全くありませんので、今自分がどこにいるのかグーグルマップに検索させながら、時間を過ごすことにしました。​ 


そして無事に富基漁港に到着です!ここまでものすごく遠かった・・・いや遠すぎる。淡水駅から1時間45分かかりました・・・そしてここからさらに徒歩5分です。​ 


歩いていると右手に金剛宮の看板が見えてきました。あともう少しです。​ 


到着です!こちらが金剛宮の入り口です。既になかなかの雰囲気です。門をくぐると...​ 


お釈迦さんのような方が出迎えてくれました。門をくぐった所は、パーキングエリアになっていました。​ 


そして、こちらがいよいよ金剛宮の入り口です。では入って行きましょう!​ 


中に入るとすぐ左手にルートマップがありました!​ 


こちらを参考に進んでいきます。このまま直進すると中に売店があり、そこで、同じルートマップが載っているパンフレットをいただくことができました。パンフレットは英語版や日本語版もありました。ちなみにルートは全部で7つのエリアに分かれていて、各エリアごとにテーマがあるようなんですが、わたしにはよくわかりませんでした(笑)​ 


スタンプラリーもできます!スタンプは全部で7箇所にありました。わたしは何箇所か見つけそびれて、全部押せませんでした・・・ 


ではここからは、選りすぐりのおもしろ遺産をご紹介していきます。​ 


いったいどんな設定なんでしょう??​ 


こちらは娘が野獣から父親を救う?という設定でしょうか。。。​ 


お供え物を持ってお参りに来られてる方もおられました。​ 


そして!この黄色の看板のキャラクターこそ、今回一番会いたかった人です。この上にいるということですね。看板が日本語ということは、やはりコレ目当てで来る日本人が多いのですね。​ 


階段を上がると、もの凄く長い廊下が続いています。


そしてついに出会えました!あなた様こそ台湾の奇界遺産!あまりに嬉しいのと、どう見ても面白すぎてかなりテンションが上がりました。​ 


手が生えているのは、何か意味があるのでしょうね・・・


さて、金剛宮にはまだまだ興味深いエリアが沢山あります。こちらはただの千手観音ではございません。千手千眼彿祖といって、よーく目をこらして見てください・・・



なんと、手のひらに目が生えているではありませんか!なかなか気持ち悪いですね・・・でも面白い。​ 


途中お手洗いやウォーターサーバもありました。​ 


ここからは天国と地獄をコンセプトとしたエリアのようです。

​ 

天国?というか地上より上の世界観でしょうか。​ 


かつて活躍した人?


そしてこちらは逆に地獄を表現したエリアです。いろいろ仕掛けもあって、なかなかおどろおどろしいですね・・・


そして地獄を抜けると、またここに出てきました。天国と地獄が繋がっていたのですね。


そしてこちらは地聖教佛様のエリアです。金剛宮の目玉の1つだと個人的には思っています。中へ入ると・・・


仏陀様が寝そべっているではありませんか!そしてもの凄くデカイ!ここも写真スポットです☆


もちろん一緒に寝そべって写真撮影。


そしてこちらは羅漢大楼というエリアです。中に入ると・・・


小さな小部屋に無数の阿羅漢像が並べられています。こちらもなかなか見ものなエリアです。


全てのエリアをまわると、また売店のところまで戻ってきました。売店ではお土産も買えるようで、奇界遺産のお守りが売っていました。


こちらはお休み処です。サービスで台湾にゅう麺とお茶が振舞われています。わたしもいただきたかったのですが、にゅう麺はもちろんあたたかいので、真夏に金剛宮の中をまわった後だと、食欲もなく・・・食べることができませんでした。美味しいらしいので、すごく残念です・・


にゅう麺はこちらのお鍋から、自由に自分で入れていただくことができます。

台湾の方はみなさん暑い中でも食されていました。さすが台湾人!


帰ろうとしたら、スタッフの方に「お茶があるから、飲んでいいのよ。ゆっくり休んでいきなさい。」と声をかけてくださいました。台湾の方はすごくお優しい人が多いですね。

のどが渇いていたのでこちらはありがたくいただくことにしました。しかし冷たいお茶と思っていたら、こちらもホットでした・・・(トホホ・・・)


これで金剛宮巡りは終わりです。

写真をとりながらかなりゆっくり見て回ったところ、2時間~2時間半くらいかかりました。過ごし方によってはもう少し早く回れると思いますが、金剛宮は基本、室内ではなく外になりますので、季節によっては蒸し暑く、暑さで疲れてしまいます。体調にはくれぐれも気をつけて行って来てください。


最後に・・・

この辺りのエリアだと、流しのタクシーを拾うのが難しいので帰りもやはりバスで淡水駅まで戻りました。

バス停は金剛宮を出て徒歩2~3分程のところで、海沿いにあります。帰りのルートをグーグルマップで検索すると、往路と同じく「862番、863番」のバスが淡水駅まで行くようです。

往復にはそれなりの所要時間がかかりますので、時間には余裕を持って出かけるようにしてください。

END.